
桂カレッジでは現小学6年生を対象に中学準備講座を開講します。
指導は個別指導形式で、英単語の理解だけでなく実戦的な文法問題も取り扱います。
「英語は中学校に入ってからでいいのでは?」というお声もいただきますが、英語の指導を入学前から初めておくには理由があります。
理由その①
公立小学校では英文法の学習がひそかに始まっている
確かに、現在中学生のお子さんをもつ親世代の小学校時代は、教科としての英語がありませんでした。
当時は「アルファベットも単語も文法も、中学1年生の4月から始めよう」が常識でした。
4月でアルファベット、5月頃からbe動詞が始まって、7月頃に一般動詞、という順に習ったお母さん・お父さんも多いのではないでしょうか?
しかし現在の学習指導要領はガラリと変わり、公立小学校でも英語は必修となりました。
そのため公立小学校6年生の英語で使用されている教科書には以下のような表現が登場します。
- You can see koinobori.(助動詞・一般動詞)
- What do you want to watch?(一般動詞・不定詞)
- How was it?(be動詞の過去形)
- We have a Chinatown.(一般動詞)
- We went to Osaka.(一般動詞の過去形)
- Did you go to the sea?(一般動詞の過去形の疑問文)
つまり文部科学省の方針は

単語も文法も小学校で一通り紹介しましたよね?
じゃあ中学1年生の初めからどんどん文法が登場しても大丈夫ですよね?
なのです。
そのため実際に公立中学校の英語教科書では初めの単元Unit1(教科書12~17ページ)から
- be動詞(肯定文・否定文・疑問文)
- 一般動詞(肯定文・否定文・疑問文)
- 不定詞
が登場します。不定詞はかつて中学2年生中盤の文法でした。親世代から見れば信じれないような構成です。
このことに気付いていない保護者様は「英語は中学校に入ってから勉強すれば間に合うだろう」という誤解をされてしまいます。
理由その②
小学校の英語にはテストがないという落とし穴・・・!
テストがない教科を小学生が本気で勉強するでしょうか。
文法や単語を覚えようという気持ちになるでしょうか。
おそらくほとんどの小学生が教科としての「英語」を、「道徳」や「体育」と同じように「勉強しなくてもよい教科」としてとらえています。
そのため、

英語は単語も文法も小学校で教えましたよ?
あなた勉強しましたよね?もちろん覚えてますよね?

いやいや、テストもなかったし全然覚えてないですけど???
という大きな認識の違いが生まれるのです。
この認識の違いは文部科学省が中学3年生を対象に実施している全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)にも結果として表れています。英語の全国学力テストは3~4年に1度の頻度で実施されており、直近の英語の平均正答率は
2019年度 56.5%
2023年度 46.1%
となっています。この結果からわかることは・・・
「中3なら当然解けるはずだ」と文部科学省が作成した問題を、半分以上解けていない
ということなのです。
ではどうすればよいのでしょうか。小学6年生の4月から英文法を本気で勉強すべきなのでしょうか?
もちろん意欲があり余裕もある生徒はそのようにすることもできますが、多くの小学生は算数や国語などの教科を勉強するのに精一杯で、本格的な英文法学習を定期的におこなうことは難しいでしょう。
理由その③
小学6年生の1~3月は「学習の空白期間」。この時期の過ごし方に要注意!
中学入試の大半は1月中旬に終了します。
ということは、それまで入試対策で塾にこもりっきりだった「中学受験組」が解放され、公園やイオンモールに小学6年生が押し寄せます。
「公立進学組」もようやく「中学受験組」のお友達と一緒に遊べるようになり、一気にお祭りモードに入ります。
つまり小学6年生にとって1~3月とは遊び中心の生活となる「学習の空白期間」になりがちです。
しかしこの時期に遊んでばかりいると、その反動は確実に4月に現れます。「中学受験組」が陥ってしまいがちな「燃え尽き症候群」もその1つですね。
そこでこの1~3月の十分な空き時間に、中学準備として英語を凝縮してしっかり学んでおくことが有効なのです。
桂カレッジの中学準備講座・英語(無料)
- 対象 新中学1年生(公立・私立)
- 時期 2026年2月1日~3月31日
- 形態 1対2個別指導
- 回数 全5回・各60分(11,000円相当が無料)
- お申し込み方法 新規お問い合わせの方はこちらのページ「webで問い合わせる」から問い合わせください。在籍生の方は通常講習では数学の中学準備講座をおこない、追加で全5回を英語の中学準備講座として無料で指導させていただきます。
- 内容 以下の通りとなります。また、各回には指導した内容に関連する宿題(文法・単語)があります。
| 第1回 | 動詞とは be動詞の文① |
| 第2回 | be動詞の文② |
| 第3回 | be動詞の文③ |
| 第4回 | 一般動詞の文① |
| 第5回 | 一般動詞の文② |
※新規お問い合わせの方は中学準備講座のみの受講が可能です。引き続き桂カレッジに入会される方は面談と入塾テスト(無料)を受けていただきます。
中学校英語は初めが重要です。be動詞・一般動詞をきちんと理解していなければ、その後の文法も理解することはできません。
楽しく学びつつ、中学への準備を整えていきましょう!


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