西京区・桂近辺の高校生と話をしていると
「北嵯峨高校は〇〇大学の指定校推薦枠が多いらしい」
「桂高校は〇〇大学と高大連携をしている」
という話を聞くことがあります。
どちらも大学と高校の関係に関する言葉なので、同じようなものだと思ってしまう人もいるかもしれません。
しかし、「指定校推薦」と「高大連携」は、実はまったく違うものです。
また、

同じ公立高校なのに、なぜ高校によって指定校推薦の大学や枠の数が違うん?うちの高校にはA大学の枠が少なかった!
という疑問を持つ人も多いでしょう。
今回は、この2つの違いと、指定校推薦の枠が高校によって異なる理由について、分かりやすく解説します。

そもそも「指定校推薦」とは?
現在の正式な入試区分では「学校推薦型選抜」の一つにあたります。
指定校推薦では、大学が特定の高校を指定し、その高校から推薦された生徒だけが出願できる仕組みになっています。
例えば、このような感じです。

B高校さん、あなたの学校から〇〇学部へ1名推薦してください!

A大学さんわかりました!では希望者の中から推薦する生徒を決めます!
つまり、大学が指定した学校が生徒を推薦するので指定校推薦ですね!
大学が高校を指定する
↓
高校の中で推薦する生徒を決める
↓
推薦された生徒が大学を受験する
という流れです。
指定校推薦では、大学ごとに出願条件や評定などの基準が設定されているため、「指定校がある=誰でも推薦を受けられる」というわけではありません。
「高大連携」とは?
一方、「高大連携」は入試制度ではありません。
高校と大学が協力して、高校生が大学の学びや研究に触れる機会をつくる取り組みです。
例えばこのような感じです。

B高校の皆さん、うちではこんな研究をしてるよ!キャンパスでの講義を受けてみてね!

A大学の講義おもしろかった!進学先の候補にしようかな!
他にも、
・大学教授による高校での授業
・大学キャンパスや研究室の見学
・大学生との交流
・探究活動への大学の協力
などがあります。
高大連携を行うことで、高校生が大学でどのようなことを学ぶのかを知ることができます。
高校生にとって実際の大学の学びに触れられることは大きなメリットです。
指定校推薦と高大連携の違いを簡単に整理すると
非常に簡単に言えば、
指定校推薦=大学に進学するための「入試制度」
高大連携=高校生が大学の学びに触れる「教育活動」
です。
| 比較ポイント | 指定校推薦 | 高大連携 |
|---|---|---|
| 制度の目的 | 大学への進学 | 大学を体験 |
| 入試制度か | 入試制度である | 入試制度ではない |
| 大学が高校を指定するか | 指定する | 指定しない |
| 推薦枠があるか | ある | ない |
| 大学を体験できるか | 原則としてできない | できる |
| 進学が約束されるか | 合格すれば進学が前提 | されない |
この違いは高校選びをするときに、ぜひ覚えておきたいところです。
「A大学と高大連携しているから、A大学へ進学できる」
とは限りません。
高大連携と指定校推薦は、基本的には別の仕組みです。
なぜ高校によって指定校推薦枠のある・なしが違うの?
ここが、高校選びをするときに気になるところです。
また多くの高校3年生が持つ疑問でもあります。
「同じ公立高校なのに、〇〇高校にはA大学の指定校推薦があるのに、□□高校にはない」
ということがあります。
これは、指定校推薦の枠を高校側が自由に決めているわけではないからです。
つまり基本的には、

どの高校を指定するかは大学側が決めるよ!
なのです。
例えば、あの早稲田大学でも指定校推薦は学部ごとに指定校が決められており、指定校は原則として毎年見直すとされています。
つまり、高校が「あなたの大学の推薦枠をください」と自由に決められるわけではありません。
大学側から高校に推薦枠が示され、その枠を高校内でどの生徒に与えるかを決める、という仕組みです。
では指定校推薦枠のある・なしはどうやって決められている?
では、なぜ大学は高校によって指定校推薦枠を変えるのでしょうか?
これにはいくつかの理由があります。
大学と高校とのこれまでの関係
大学と高校との間には、これまでの進学実績や交流など、さまざまな関係があります。
これまで多くの生徒が進学してきた高校や、大学側との関係が継続している高校などでは、指定校推薦につながっているケースがあります。
学部によっても指定校を変える
大学全体で一つの指定校を決めるわけではありません。
学部・学科によって条件や指定校を個別に決める場合があります。
そのため生徒は、
「〇〇高校にはA大学の指定校推薦を受けられる」
だけではなく、
「〇〇高校にはA大学の△△学部に、評定平均4.0以上ならば指定校枠推薦を受けられる」
まで確認することが大切です。
指定校は年ごとに変わることがある
指定校推薦について注意したいのが、ずっと同じ枠が保証されているとは限らないということです。
大学によっては指定校を毎年見直しています。
そのため、
「先輩の代にはA大学の指定校が3人あった」
という情報だけで高校を選ぶのは少し危険です。
高校を選ぶときには、できるだけ最新の情報を確認しましょう。
高大連携にも注目してみよう
指定校推薦とは別に、高大連携にも注目してみましょう。
例えば、高校生のうちから大学の先生の授業を受けたり、大学で研究体験をしたりできれば、

学部名だけじゃ研究内容がいまいち不明だったけど、こんな面白いことをしてるのか・・・!他の大学のことも調べてみよう!
という具体的な興味を持ちやすくなります。
また、授業を受けることで、オープンキャンパスでは感じられなかったような大学入学後の学びをイメージしやすくなるというメリットもあります。
まとめ 指定校推薦は魅力的だが他の入試方法も想定しておこう
今回のポイントをまとめてみると・・・
指定校推薦
→ 大学が指定した高校の生徒が利用できる学校推薦型選抜。
高大連携
→ 高校と大学が協力して、高校生が大学の学びや研究を体験する取り組み。
でしたね!
同じ公立高校だからといって、指定校推薦の内容が同じになるわけではありません。
だからこそ、高校選びでは「指定校推薦が何校あるか」だけを見るのではなく、
「自分が行きたい大学・学部へのルートがあるか」
を見ることが大切です。
さらに、
「推薦で大学を目指すのか、それとも一般選抜を中心に考えるのか」
によっても、向いている高校は変わってきます。
高校選びでは、大学合格実績だけでなく、指定校推薦・公募推薦・総合型選抜・一般選抜・高大連携など、その高校がどのような大学進学のルートを用意しているのかまで確認してみましょう。
桂カレッジでは、高校選びの段階から「その高校に入った後、どのように大学を目指すのか」まで考えた進路相談を行っています。
「指定校推薦を利用したいけれど、どの高校を選べばいい?」
「推薦と一般選抜、どちらが自分に合っている?」
そんな疑問があれば、ぜひ桂カレッジにご相談ください。
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